
「伊豆食の味噌」は、伊豆の特別栽培米、公園産と北海道産の特別栽培大豆、海水塩、東京農業大学教授、柳田藤治博士の酵母群のみを原料に、昔ながらの手ごねで一樽一樽丹念に仕込み長期熟成させた、こだわりの味噌です。
大豆の味と香り、たっぷりの糀の甘みと粒粒の食感が調和した、滋味溢れる味わい。味噌に含まれる糀菌や酵母、乳酸菌などの有用な微生物と酵素のために、店頭販売品で通常行われる、熱処理や保存料添加をせずに、樽出しのままお届けしています。生味噌ならではの風味のよさと、身体が喜ぶ栄養価の高さ。そのおいしさと安全性は、「食の三重丸セレクション」の審査で、多くのプロの料理人にも高い評価を受け、2011年金賞に輝きました。

味噌の味や品質、そのすべてにかかわるのが糀です。蒸した米に麹菌をつけ、48時間ほどで米糀が出来上がります。糀菌は、生き物の体の中で様々な働きをする酵素を何種類も作りだす、体に有効な菌です。でんぷん分解酵素アミラーゼや、たんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼという酵素を作り出しながら生きています。
糀が大豆を味噌にする過程では、大豆の油を分解し、たんぱく質を旨み成分のアミノ酸に変え、でんぷんを甘みの素ブドウ糖に変えていきます。そして出来上がった味噌は、大豆そのものを食べるよりも消化吸収されやすく、機能性の高い食品として私たちの健康を支えます。
伊豆食文化公園では伊豆の米を使い、味噌の仕込み時刻に合わせて週3回、糀を作ります。そして、糀が元気でいられる温度を保ったまま、海水塩、摺ったゆで大豆と混ぜ合わせ、樽に詰めます。あとはゆったりとした時間の中で、自然においしい味噌になっていくのを見守ります。
素材が持てる力を充分に発揮できる環境を、常に整える。それは時として時間のかかる作業ですが、伊豆食文化公園ではそれを何より大切に、日々「素材」と「自然」に向き合っています。
■400g入 583円
■750g入 1,015円 ※税込
※容器には、生きた味噌が呼吸をするためのバルブがついていますが、暑い季節は発酵が進み、色の変化がございます。品質には問題ございませんのでご了承ください。