作り方
現在人に欠かせない栄養素がたっぷり!
しゃきっとしたキャベツやセロリなどの春野菜。
ひんやりクールダウン効果もあるきゅうりやなすの夏野菜。
少し余ったにんじんや大根も、ぬか漬けで無駄なく、おいしい一品にしてみませんか?
日本古来のぬか漬けは、りっぱな野菜料理です。
床に漬けておくだけで、生の時より栄養素が増え、現代人が不足がちなビタミンB群、おなかの健康に欠かせない乳酸菌などが自然と増え、栄養豊かな一品になります。
植物性乳酸菌の宝庫
漬物の中には乳酸菌が沢山含まれていることをご存知ですか。時間のたった漬物が酸っぱいのは、この乳酸菌による醗酵で有機酸が作られるためです。乳酸菌は体内に入ると乳酸やビタミンを作り、整腸作用や免疫力を高めます。漬物にした野菜は、野菜のもつ栄養素に醗酵で生まれる乳酸菌や酵母がプラスされ、機能性の豊かな食品に変身します。乳酸菌や酵母の働きは独特の風味を生み、一方で有毒な雑菌の繁殖を防ぎ、余分な水分が出てかさが減るため食物繊維がたくさん摂れます。
実際、漬物のある和食より、洋食を食べる人が増えてから、日本でも欧米並みに大腸がんが増えており、食物繊維の摂取は非常に重要な課題になっています。
ビタミン、ミネラルもぬか漬けにお任せ!
ぬか床の材料“米ぬか”にはビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
ぬか漬けにするとこれらが野菜に吸収され、生の時にはない乳酸菌やアミノ酸などの栄養分も加わります。ぬか漬け以外にも、塩でじっくり醗酵させる“はくさい漬け”や“野沢菜漬け”なども同じように乳酸菌がたっぷりです。
しかし残念なことに、現在市販されている漬物の多くは、きちんと時間をかけて醗酵させず、味だけをつけた“味付け物”が多くなっています。また近頃人気の減塩漬物は、本来は保存のために使う塩を減らしているため、どうしても保存料や旨み成分を添加せざるをえません。
予断ですが、塩は高血圧の原因で体に悪いから、と減塩の流れができました。しかし、それは昔ながらの自然塩の話しではなく、1971年に制定された専売制によって、純度99%以上の塩化ナトリウムが「食塩」とされたことから起こった健康問題なのです。本来、自然な塩とは、人間に不可欠な微量ミネラルを10%前後も含んでおり、決して塩化ナトリウムの塊ではありません。現在は自由化により様々な自然塩が手に入るようになりましたが、大量生産の加工品では安価な食塩を使用するため、加工品を食べている限り塩化ナトリウムの多量摂取は防ぎようがありません。そこに、健康のための減塩と、命の素である塩という考え方に大きな隔たりが生じているのです。
自分好みに育てる楽しさ、我が家で漬ければ安心です
さて、おいしてく安心なのはもちろん吟味した新鮮な野菜を自分好みに漬けること。サラダを作る手間を考えたら、家庭サイズのぬか床をかき混ぜる手間も実はそう変わりません。キャベツ、グリーンアスパラ、セロリ、みょうがなど、市販のぬか漬けではなかなかない、自家製ならではの野菜を漬けるのも楽しいもの。きちんと手入れをすれば一生もので使えますが、漬けやすい春から夏の間だけでもおいしい漬物を毎日食べられたら高いものではない。そんな風に考えて、気軽に挑戦してみはいかがでしょうか。
油分たっぷりのドレッシングやマヨネーズをかけたサラダよりヘルシー。
気になる塩分も、上手にうまみ成分を増やせば摂り過ぎることはありません。
こんなぬか漬けが、手間なく作れるとしたら、毎日の食生活に取り入れてみたいと思いませんか?
ご自宅で漬ければ、いいこといっぱい、しかも経済的!
こだわりの配合ぬかに、醗酵を早めて安定させる柳田博士の酵母と、自然食料理研究家早野先生が30年以上育てているぬか床粉末をセットにした、どなたにも短期間で熟成ぬか床をが作れるセットです。さらに、天然水がついているのもポイント。ぬか床は乳酸菌や酵母など、様々な微生物の働きによって作られますが、水道水では塩素がそれらの菌の働きを悪くし醗酵が上手くいきません。そこで、煮沸や計量の必要もなく使える天然水をお付けしています。
付属の漬け容器は、きゅうり3~4本くらいを漬けることができ、冷蔵庫にも入る扱いやすいサイズです。
ぬか床管理、漬け方等を解説したマニュアル付きで初心者でも安心。